Ramon Allones - Eminencias Edicion Regional 2005 Suiza (2007)
Franciscos [RG44 * 143mm]
車中にて。
2005年に初登場した新シリーズEdicion Regional。その初年度はPunchとRamon Allonesの2ブランドで計5種のvitolaがリリースされた。
その一つがラモンのEminencias。スイスのディストリビューターINTARTABAKによるリリースだ。
今回試すのは2007年に再リリースされたもの。初年度は"Edicion Regional"とだけ書かれたシンプルなバンドであったが、"Exclusivo Suiza"と2行になっていることから2005年と2007年の見分けがつく。
かつてキューバに存在し今は歴史からその名が消えた一つの葉巻工場がある。それが"La Eminencia"ファクトリーである。
工場の創設者は「ラモン・アロネス」。ここで"La Eminencia"及び "Ramon Allones"両ブランドのシガーが製造されていた。
1927年"Ramon Allones"ブランドはパルタガスに買収され、以来パルタガス工場で製造されるようになる。一方の"La Eminencia"ブランドはその後、海を渡り、現在ホンジュラスで製造が続けられている。
キューバの"Ramon Allones"とホンジュラスの"La Eminencia"。かつて兄弟であった両者はいつからか異なる歴史を刻んでいくのである。
ここで登場する"Ramon Allones"ブランドの"Eminencias"。なんとも不思議な縁の再会である。まさにミッシングリンクを繋ぎ合わせる刮目すべきvitolaだ。
このシナリオをマッチメイクしたINTERTABAK、そのマニアックな演出の裏に、いにしえのシガーに対する深い愛情を見る思いがする。
柔らかなウッド香にやや酸味のあるフローラルなアロマが香る。ベース・ブレンドはあくまでラモンのテイストだ。
スパイシーさも徐々に現れてくるが、しかし、どうもパンチがない。薄めといったらいいのか、クリアーな味わいが終始続く。あの男性的で骨太な味わいはスポイルされている。
数少ないレギュラーvitolaがどれも評価が高いだけに、ブランドのポテンシャルから見て、この味わいは少々残念。
ただコンディションの問題かもしれないが、とても意義深い歴史と背景を担ったvitolaだけに、この出来は惜しい気がした。















最近のコメント